DNAはスターだけど血痕も多くを語ってくれる
いえええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええい
∧_∧
(`●ω●)<うどんでむなげー
(っ=川o
 ̄ ̄`ー―′ ̄\
検視
モノクマファイルによると死亡時刻は午前2時。死因は頭部の鈍器損傷で即死。相変わらずな雑さ。
「…… 」
「なんだ? 言いたいことがあるなら言え」
「…… レイプの痕跡はっ ありまっせんっ!」
「出て行け! 早く!」
死因
即死ということなんで直接の死因は脳挫傷ということになるだろうが、気になるところは出血量の多さ。
吸水性の高いカーペットの上のシミ+壁の文字となると、相当な量を出血したことになる。
即死とは死亡診断書により、事故発生時と死亡時が同時刻を説明しています。*2
ということで、即死と言っても出血するだけの時間は有った場合の死因は開放性頭部外傷による失血性ショックになる。
死亡時刻
検視開始は7時過ぎから集まって捜索から発見なんで
基本的に手法は前回と同じで死斑と死後硬直を見る。
ここで重要なのは吊るされた恰好で死斑の出る足以外に死斑はあるか? このケースでは出ないが、有ったならそれは死後7時間前後に吊るされたことになる。
その他
股間に生えた小枝。男がどうやって女子更衣室に入ったか?
致命傷は前頭部で防御創がないことから不意打ちによる犯行で被害者は犯人に対して警戒心は持っていなかった。
無くなった生徒手帳
現場検証
女子更衣室
ダンベル
この大きさなら出血量も納得。これだけの重さのものを振り上げて振り下ろす。普通の女には無理な話だな。
頭部の外傷の形からどんな体格の人間がどんなふうに振り下ろしたか計算できるかもしれないが望み薄。
持ち手は金属だから綺麗に指紋が取れる。
ポスター
注目すべきはポスターの血ではなく飛沫の少なさ。アレだけの出血を引き起こして壁に飛沫はない。可能性は2つ
- 出血は殴打によるものではない
- 証拠隠滅の痕跡
ルミノールがあれば壁に血痕が存在したかの特定が容易いが残念ない。
男子更衣室で見たものと同じ。
カーペット
髪の毛の採取は基本だろうが、出入りの多い場所で遺体発見後は出入り自由だから何が落ちてても不思議じゃない。証拠としては弱すぎる。
血文字
取れる指紋以外に証拠になりそうなものはないか。
筆跡って手法も有るが普通の学校ならノートとか比較サンプルも多いけど特殊な状況なんで多分無理。
延長コード
これも指紋
男子更衣室
ポスター
女子更衣室のものと交換したと考えるのが普通か
証明はポスターの裏テープか画鋲の痕跡
カーペット
こいつも張り替えたと考えるほうが普通。でないと血痕の数が合わん。
張り替えられたポスターから、男子更衣室で殺害されてから女子更衣室に運ばれたと見るのが妥当。
女子更衣室で殺されたってのはない。何故か?
オッカムだ。 2人の意志が絡むと状況が複雑になりすぎる。
男が内装を入れ替えた女子更衣室に行って男に殴り殺されるってのは疑問が多すぎる。
糸張り
犯行現場と血痕が元あった位置がわかれば糸張り。CSIでも初期のほうでやってたやつ。
事件現場の床や事故現場の壁/天井に見られる血痕は
「滴下血痕」「飛沫血痕」の二つに別けられています。
「滴下血痕」は、ある高さから血痕が垂直落下したものを指します。
刺された被害者が歩いた場合、床には円形の血痕が残ります。
「飛沫血痕」は、動脈切断による場合と、凶器の振り上げ運動により
壁や天井に飛来した血液を指します。
通常は「!」←このような形になります。*3
これに従って血痕の形状から飛んできた角度を計り、その角度から真っ直ぐ糸を張ると多数の糸が交わっている場所が凶器を振り上げた位置だとわかる。
その位置から血溜まりの上 148㎝ を結んだラインが凶器の大体の軌道。
これで犯人の体格を特定できそう。
やっと指紋以外で犯人を特定できそうな情報が出てきた。
犯人には遠いがだいたい3,4人ぐらいには絞り込めたか。
犯行時の状況はまあだいたいわかったが、前と後ろが未だに謎。
- なんの用で被害者は加害者と夜中の更衣室に居たか?
- なぜ女子更衣室を現場に見せかけたのか?
- どうやって女子更衣室のロックを外して遺体を運び込んだか?
- 死体を吊し上げ血文字を書く必要があったのか?
証言
聞きこみ、取り調べも仕事の内なのがCSIと鑑識との大きな違い。
アリバイ*4
- そんなもんは全員にない
最後に被害者をいつどこで見たか、変わった様子はなかったか
- 日頃から強くなりたかった被害者はジャージを鞄に入れて秘密のトレーニングのため夜十時頃に誰かと待ち合わせていた。
ロックの外し方
- 死亡した女子生徒の手帳が玄関に置いてあるんで誰でも出入りできた。
結論
負け
指紋が採れない場合は
飛沫血痕から犯人の体格を絞り込めはしたたが絞れただけ。
大事なのは真実ではない。それよりも可能性をいかに陪審員に確信させるかだ
-ジェラード博士
と博士はいうものの最も可能性が高い一人すら絞り込めない。
確実に取れる指紋も一つあるがそれは犯人のじゃない。
あとがき
という名の負けしみ
例によって例の如く結論から辻褄を合わせる作業。でも今回は合わなかった。
全ての証拠を採取、分析して一切の疑問が差し挟まれる余地もない真実を見つけ出すグリッソム方式は画面からの情報だけじゃ無理。
まだ調べられる事がある
- 張り替えられたカーペットの下から毛髪が出れば犯人のものの可能背が高い
- 被害者は誰と仲が良かったか? 今のところ女子より男子と親しかったとしかわからない
- ジャージと鞄の行方
- 死体を移動させたときの滴下血痕がないのは何故か
- 血溜まりの中に足跡とか痕跡はないか
- 全員の爪の間から血液が出るかも 血液かどうかは舐めて確認するか
そうそう、血文字とか磔にあまり触れなかったのはFBIがストリップ絞殺魔とセンスない渾名をつけた連続殺人犯の反省から杜撰な捜査で模倣犯を連続殺人犯にしたくはなかった。 そういえば犯人にされそうになったら目撃証言で逃げようとしてたが、第一容疑者一人の目撃証言で逃げられると思ってるんだろうかあの馬鹿。
参考