ロカールの法則と呼ばれている。 我々は、ちゃんと、わかってる。
いえええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええい
∧＿∧
(｀●ω●)<うどんでむなげー
(っ=川ｏ
￣￣`ー―′￣＼
検視
有名人の死に顔写真を撮ってるアル・ロビンス先生の気分
「相変わらずおぞましい趣味だこと。」
「自覚しとるよ。」
キャサリンとロビンス先生の会話
死因
肝臓付近に刺さっている包丁による失血性ショック*1が死因ほぼ確実。
死亡時刻
モノクマファイルには午前1時半頃とあるが死体検案書の代わりにはならないし、作成者の信頼が全く置けない。
自力で確認するにはけつの穴や肝臓に体温計突っ込んで温度を計るのが一番確実だが、今のところ保健室は開放されてないんで死後硬直と死斑の定着から調べよう。
発現時期および経過： 環境温により硬直の進行は異なるが，20℃前後では死後約2～3時間後に顎関節から始まり， 大関節，末梢関節へと進む。これを一般に下行型硬直というが，この現象の本態に ついては議論がある。近年の報告では筋のタイプ（いわゆる速筋・遅筋）により 硬直の発現に時間差があることが示されている。 その後8～12時間で完成し，24～30時間までは持続する。 緩解時期は夏は死後2日，冬は4日位とされている。 死斑の緩解はdecompositionの開始と考えてよい。
季節は春、室温は20℃と大きなブレは無い。
外の揉みあった形跡から運動後に死んだのは分かる、それが死後硬直を早めた可能性もある。弁慶の立ち往生のメカニズムは戦って死んだことによって超急速に死後硬直したせいだとも言われている。
さすがに闘いぬいた大男と、結構筋肉が有るとはいえ女の子じゃ同じ条件とは言ないが、死亡時刻がちょっと前に振れることはあり得る。
次は死斑、座った状態で死んどるところを見るとケツと太ももの横を見るのが妥当だろうな。*2
死斑の定着はどんなもんか？
死後７～10時間で圧迫しても消えなくなる。
（最初は血液が血管内にあるため、圧迫すると血液が移動して圧迫部が蒼白になる。７～10時間たつと血液が血管外にしみ出るため、圧迫しても血液が移動できず、退色しなくなる）
というわけで押してみて死斑は消えるのなら死後6時間以内ということになる。
以上の知識を踏まえて…… ってあー、重要なパラメーターを忘れてた検視に入ったのが何時か？ だ。 朝一つまり七時過ぎに全員で集まってから、ガイシャが来ないのを不審に思って幸運が呼びに行った。それから全員で体育館に集まってそう長くない時間のやり取りの後で捜査開始。 推定される時間は8,9時辺りが妥当か。
死亡時刻は
全身の硬直はみられるが、硬直しきっていない＝午後8時～0時以降±1時間
死斑を押してみても消えない＝ 午後10時~1時以前±1時間
ということで死亡時刻が1時30分頃の正当性が証明できる。
その他
外傷性だけでは判断できないが、手首の痣から見て多分橈骨(Radius)を骨折してる。
コレは防御創ではない。折れるとするなら尺骨(Ulna)だ。CSIでも尺骨のほうがよく聞くき。橈骨の骨折は何かを持っていたから。
付着物は後ほど。
指に付着した血液これも後ほど。
現場検証
バスルーム
包丁
柄に血液ベッタリなのを見ると犯人の顕在指紋もベッタリ！ヤッタネ！
気になる点は凶器を抜いてないのに出血量が多いこと、飛沫が広範囲に広がっていること何かの偽装工作か？*3 でも何故？ 指紋を消すなら拭 うか手袋をするだけで終わる。 そう言えば肝臓の血は黒いよなピンクって何だ毒殺？*4
ダイイングメッセージ(笑)
(笑)の意味は意志や計算が介在しすぎるんだよな。推理ものならド定番なわけだが、もしかしたら誰かを陥れる為に残した可能性だってある。
集中しろ、うそをつかないものに。 証拠だ
byギル・グリッソム
ガイシャが左手人差し指で書いたも指紋から証明すればそれで一旦用済み。書いた人間の意志を推測するのは証拠を集めきって行き詰まったら参考にしてもいい程度。
ドアノブ
死体発見から出入りが激しかったんで細切れの部分指紋しか取れない可能性が高い。
仮に採取できた場合バスルームに入ったことの無い人間の指紋があれば怪しい。
開けるときに使用したドライバーが何処かにある。包丁の切っ先で開けたって可能性は現時点では残る。俺なら無駄な行動で誰かの眼に触れる可能性を上げるよりそうする。
個室
争った痕跡と模造刀
派手な壁の落書きは模造刀のせいなのは言わずもがな。
これから解るのはどの程度の体格の人間がこれを持ってたか？
天井の高さにもよるが、振り上げて天井に刀が付く身長の人間は除外。逆に背の低い人間も除外。
ガイシャの手首の付着物もこれ。
触るだけで粉が付着する特徴から、掌紋・指紋がベッタリ
誰が振り回したにせよこれだけ暴れれば手以外に付着している。風呂にはいる事も出来なかったはずなので犯人髪の毛等に微細な粉末が付着している。
トラッシュルーム
血の着いた袖の燃えカス
上皮細胞からDNAでも取れれば楽勝なんだが、そうもいかない。
ワイシャツを着ている人物の可能性は高いが、偽装の可能性もあるし証拠にはならない。
ガラス玉
これを投げて焼却炉に着火したらしい。
ガラスはきれいに指紋が取れる
持ち主である占い師以外の指紋が検出出来ればそいつが怪しい。
指紋採取・照合
検視や模造刀を握っていた人間の割り出しは知識があれば出来る。
指紋だけは器具が必要。
ギャルの遺品アイシャドウとメーク用の刷毛を使わせてもらおう。
鑑識キットほどの精度を期待できなくても照合の対象は14人十分使える。
正直決め手が指紋に拠りすぎてる感じはある。指紋なんて拭き取られれば終わりだし、今ひとつ決め手に欠ける感じはある。
でも、拭き取ってない証明はできるかも知れない。
蹄の音を聞いたらシマウマではなくウマがいると思え
byギル・グリッソム
現場百遍の基本に立ち返って凶器を見てみよう。
包丁の柄には血がベットリ。拭きとった可能性はない。
手袋を使った可能性 コレはこっちが詰むパターンだよ。
有ったら燃えカスから想像できるように焼かれたろうな。
なら焼却炉に着火した時は別の手袋を使った？
必要なのは手袋の入手先と処分方法だな。
入手先は手袋をしている人間が居るしどっかにはあるんだろう。
仮に処分されてなかったとしても手袋の内側から指紋採取はできないし、ガラス玉に付着した繊維から同一の手袋のものだと証明もできない。
CSI初期には犯人がわかってても証拠不十分で釈放する後味悪いパターンも多かったな。
証拠不十分じゃホッさんスタイルの恫喝取り調べでも吐かないだろうな。みんな命かかって既に人生無茶苦茶になってるからな。
結論
万事指紋頼み
逆に言えば指紋採取だけ問題なけりゃ30分で畳める。
指紋が無理なら全員の髪の毛から模造刀から出た粉末が出てくるか調べればわかる。
あとがき
科学捜査と言うより検視の話が大部分になったが、ホークスは検視官から捜査官になったし何の問題もない。
犯人特定の突破口ダイイングメッセージも証拠にならない。ワイシャツの処分方法も状況証拠でしかない。そもそもこの事件ゲーム中の特殊な状況か中世レベルの司法制度の中でしか有罪にするには難しい。
犯人がアホで救われたな。俺だったらシャツを焼くなんて面倒くさいことせずに細切れにして便所に流す。
