OPHIONに取り付けたNVMeの温度を下げるため、延長ケーブルを繋いだ

過去の記事でも何度も取り上げてる構成の温度が高すぎる問題

 

 

いろいろしながらも抜本的な解決に至らないまま使い続けたらNVMeとうとうぶっ壊れた

 

 

これはかなり不味いんで、エアフローのほとんどなくヒートシンクも取り付けにくい背面M.2スロットからNVMeを逃がすためにAliExpressでNVMe延長ケーブルを買った

Amazon.co.jpにも似たような製品はあるが値段がだいぶ高いかケーブル長が短い

 

 

www.aliexpress.com

 

 

新しいNVMe

 前のは壊れてCorsairにRMAへ送っているんでSilicon PowerPCIe Gen3x4 P34A80 SP256GBP34A80M28を購入

 シリコンパワーはサムソン、Intelウェスタンデジタルなんかに比べてブランドイメージは一段落ちるがメーカー保証が5年と強気で、PCIe3x4のNVMeの中でも安価だった

 

SP P34A80 PCIe Gen 3x4 M.2 2280 SSD_Compact and case-less for ultrabooks or tablet PCs

shopping.dmkt-sp.jp

Amazon.co.jpの方が表示価格は安いが、d払い20%キャンペーンで6,580円がdポイントで4,290円。ポイント20%は支払額に付くのか、元の値段に付くのかわからないがポイントバックが約800円~1200円

 

 

取り付け前ベンチ

これが重要、どれだけ温度が下がるのかそして延長ケーブルは転送速度のボトルネックにならないのか

室温16℃

CrystalDiskMark

測定回数9回

データサイズ32GB

以上を2回ずつ測定

 

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シーケンシャルリード 2,960MB/s→1,885MB/s

シーケンシャルライト 777.1MB/s→869.5MB/s

温度 64℃ → 64℃

 

2回めについてはサーマルスロットリングが発生してるのかシーケンシャルリードの速度がだいぶ落ちている

カタログスペックで最大 3,200 MB/sのシーケンシャルリードとまあこんなもんだろう

高級品であるWD Black SN750に比べれば実測値は落ちるが値段が2,000円ほど安い事を考えれば値段がもろに性能に出ている

 

 

 

延長ケーブルの取り付け

ケーブル長20cm

SSDを取り付ける側は固定用ネジ穴らしきものが端に4つ開いてるがケースには取り付ける場所はない

 

 

延長ケーブルありのベンチ

室温17℃

CrystalDiskMark

測定回数9回

データサイズ32GB

以上を2回ずつ測定

 

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シーケンシャルリード 2,958MB/s→2,473MB/s

シーケンシャルライト 778.1MB/s→868.3MB/s

温度 58℃ → 70℃

 

GPU用のライザーケーブルとかは品質が悪いとボトルネックになるがPCIe3x4ってこともあってボトルネックにはならない

 

熱がこもる状態じゃないが風で吹き飛ばす事もできないので熱は下がらない

むしろ熱が下がったのは発熱がダンボールに逃げるせいのきがする



 

ケースに取り付ける

取り付ける場所なんかないが、両面テープで貼り付けたら意外に座りが良かった

左側フロントパネル裏に設置してある5cmファンからの風が当たる分冷えるはず

 

 

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シーケンシャルリード 2,952MB/s→1,892MB/s

シーケンシャルライト 868.8MB/s→867.0MB/s

温度 59℃ → 59℃

 

予想通り発熱は下がった。動作温度は70℃までで最大60℃なら安心はできるが、やっぱりサーマルスロットリング発生してんじゃないかと

 

位置が変わったおかげでヒートシンクが取り付けられるようになったんで、次はヒートシンクを取り付ける

 

 

 

比較グラフ

 

 

温度推移

これまでの6回テストをグラフ化

HWiNFO64で2000msごとに取得*1

ケースに入った時の温度の低さが目を引く

 

 

読み込み速度

テスト1回分

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延長ケーブルはボトルネックにはならない


 

温度+読み込み速度

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っちょっとわかりにくいな

60℃超えるとサーマルスロットリング発生する

 

 

3DMark The Spy ストレステスト

データは1分ごとに取得*2

システム全体の温度推移を見るために

GPUの熱を拾うせいでデータを格納してないNVMeでも高温になってしまってる。FuzeDriveを組むとやっぱり70℃超えてきそう

システムドライブのSATAはやっぱり動作温度の上限70℃を超えてくるのはまずい

 

 

 

 

終わりに

熱との闘いはまだ終わらない

グラボを外排気型に変えるのが一番早そうな気がするが一番コストが高い

だから次はM.2用のヒートシンクつける。何種類かをAliExpressで買ってるのでレビューは近いうちに書く

 

それとフロントパネルに穴あけをしてフロントからリアへ向かうエアフローを作る。いまだとフロント側ファンは撹拌用でしかないから性能を活かしきれてない

 

 

*1:細かすぎるてLibleOfficeで表を作るのも遅いのでこの値は見直す必要があった

*2:これだと感覚が広すぎる。30秒毎に取得がちょうどいいかな