ASK税と呼ばれる販売代理店手数料がかかり希望小売価格と為替レートから剥離をすることで悪名高い日本のPCパーツ業界
特にThreadRipperの件はひどくて高価な設定にしすぎてクレームが付いたからと発売2週間で大幅値下げ、早期購入者にはクオカードでキャッシュバックという意味のわからない対応で各方面から怒りを買った事は印象深い
残念ながら国内流通価格は謎の自作為替レート換算が働き、1950Xが税込15万7464円、1920Xが税込12万5064円と、やや高く設定されてしまった。ライバルとなるCore i9-7900Xの初値が税込約12万5000円前後(原稿執筆時点の実売価格は11万6000円前後)であるため、Ryzen Threadripperの武器のひとつである“価格の安さ”を捨て、割高な価格設定で勝負するというハンデ戦を強いられることになった。
https://ascii.jp/elem/000/001/530/1530439/
この手の高価なパーツはコアな人が初回にバーッと買って、あとはゆっくり売れていく感じになります。だから、今さら値下げしても売れ行きにはほとんど関係しませんよ。むしろ第一波で入手した人たちの不興を買っただけじゃないかと思います。昔、P67/H67マザーみたいに発売後に不具合が見つかって回収ということもありましたが、ああいう早い者負けみたいな状況は避けるべきです。ましてや今回は技術的な問題じゃありませんからね。今後はなしにしてほしい」
Ryzen Threadripper、2週間目の大幅値下げに「効果なし、もくしは逆効果」の声 (1/4) - ITmedia PC USER
Zen2 Ryzen3000シリーズは日本円でいくらならASKを許せるのか
ThreadRipperの件もあり心を入れ替えたのか
RavenRidgeのRyzen3 2200GをアメリカのAmazon.comから個人輸入したときを元に計算
Currency Exchange CalculatorというVISAの為替レート計算をつかう
ここにAmount(支払価格)、Bank Fee(為替手数料 1.63%)、日付(2019-06-21)を入れていくらになるかを計算
アスク税の例
2200GをAmazon.comで購入
2200G $99 +送料$18.83= $117.83
これが支払額になる
これに対して。使っているカード会社によっても違うがオレの場合VISAなので両替の手数料として1.63%がかかる
それを金額を購入日の交換レートで計算すると合計金額が算出される
2020/06/26 追記 使っているセゾンVISAの海外利用手数料が2020/04/01から2.2%に大幅値上げされた。これから使うときは値上げ前のパーセンテージと同じ1.63%の楽天カードかな
Ryzen3 2200Gの場合合計で約13,000円だった。当時の為替レートが1ドル110円ほどで日本で発売されたときの初値が13,587円
あまり差がなさそうに見えるが2200Gの$99は小売店の利益も乗っかった小売り価格で、各家庭にアメリカから運ばれてくるわけじゃないので不要な送料も上乗せされているのがポイント
逆に消費税でアスク関係なく値が上がってるのもある
実際のレートが1ドル110円に対して、アスクのレートが127円
約15%を小売希望価格からさらに持っていっているちょっと異常
計算と予想
本体のみでの価格を計算
3950X
$749
82,324.100733 Japanese Yen
8万前半なんて良心的な値段にするはずがない
+10%は固い
+20%で10万近くも現実的
9.5万前後の+15%と予想
一切の頑張りもなく褒められもしない。9万切れれば褒めてあげる
3900X
$499
54,846.096483 Japanese Yen
ラインナップに新しく加わったナンバーなんで予想が難しい
+10%で6万前後か?
かなりお買い得感高いモデルなんで更に盛って7万近くも捨てきれないというかその可能性が高い
6万切って5.7万とかだと褒められる
3800X
$399
43,854.894783 Japanese Yen
同じ$399で発売された1700Xは46,309*1円
当時と今じゃ為替レートが違うが、この値段で出せば評価はする
が、あと2,000円ほど高くなりそう
3700X
$329
36,161.053593 Japanese Yen
同じ$329で発売された1700は38,274円
この価格で出れば頑張ってる方
実際はサンキュッパぐらいかな
3600X
$249
27,368.092233 Japanese Yen
同じ$249で発売された1600Xは30,757円
これはこのぐらいで出る気がする
3万切れば褒められる
3600
$199
21,872.491383 Japanese Yen
同じ$199で発売された2600は22,769円
これなら文句なし
答え合わせ
販売店から価格情報がでた
うっかりフライングしたっぽいから消えるかもしれないかわインターネット・アーカイブもつけておく
予想価格は税抜きの場合
をで2019/06/30のレートで注文した場合
3900X
税込み : 64,600円
税抜き : 59,814円
予想 : 6万前後
輸入:62,655.円
予想当たり
頑張ってはいないASKお前はそういうやつだよなと
ブチ切れるほどではない
3800X
税込み : 50,800円
税抜き : 47,037.円
予想 : 46,300円
輸入:50,498円
予想から+700円
高くなったが個人輸入するほどでもない
3700X
税込み : 43,000円
税抜き : 39,814円
予想 : 39,800円
輸入:42,049円
予想当たり
ここも絶妙に嫌な値付
3600X 現時点ではそれらしい価格が出ていなかった
税込み : 円
税抜き : 円
予想 : 円
輸入:円
3600 現時点ではそれらしい価格が出ていなかった
税込み : 円
税抜き : 円
予想 : 円
輸入:円
真・答え合わせ
AMD、第3世代Ryzenの国内価格を発表 - PC Watch
正確な価格情報が発売2日まえにして公開されたんで、
3900X
税込み :64,584円
税抜き : 59,800円
予想 : 6万前後
輸入:62,655.円
Zoa側のリークと差はない
3800X
税込み :50,738円
税抜き : 46,980円
予想 : 46,300円
輸入:50,498円
予想から+620円
Zoaリークより少しやすい程度
3700X
税込み : 43,000円
税抜き : 39,814円
予想 : 39,800円
輸入:42,049円
予想大当たり
嬉しくはないなあと1,000円でも安ければな
ここから下Zoaでリークがなかったモデル
3600X
税込み : 32,184円
税抜き : 29,800円
予想 : 30,757円
輸入:32,360円
予想より安いが 税込みで30,000円を切ってほしかった
が、まあ妥当
3600
税込み : 25,898円
税抜き :23,980 円
予想 : 22,769円
輸入:26,879円
ここへ来てやっと個人輸入より安い価格になったな
ASKは許されたのか
むしろ全体を眺めて個人輸入価格と比較することで怒りが増した
個人輸入とほとんど同じ価格のところを狙ってくるイヤらしい戦法
なんで最上位オプションの送料を足した金額と同じ価格になるのか
発売日数週間遅れて到着するのが容認できれば配達オプションを安いプランにしてアメリカから送ってもらうのもありか
発売日にほしいなら現在D払いが20%ポイント還元キャンペーン中だからそれを使える場所で買えば実質価格でいうと20%OFF
他にもドスパラでAmazonPayを使うと35%還元なんてのもある。合算して還元35%になるかは保証できないが
国内で買うならこういったキャンペーンで買うと非常にお得
おまけ
WikipediaでThreadRipperの値段調べてたら価格の項目日本円の方は初値ではなく改定後の値段になっていた。改定前の値段を書くほうが正しいだろう。変なやつに粘着されそうな気がするから自分は直さないけど
*2:消費税分を差し引かれた額が帰ってくる+Amazon.comの最上級の配達オプション$21.31((Ryzen7 2700Xを輸入するときの価格