フェルミの推定というとおしゃれすぎるしそこまで妥当性のある話でもない
自作もあんまり関係ないけど、気になったんで計算してみた
昨今のHDDはSSDとオンラインストレージの普及もあって売れてない
売れない結果技術の開発や増産が進まず、どんどん安く大容量になっていくSSDを尻目に高止まり
自作er業界では毎期恒例行事になってるHDDの故障率レポートを出してるオンラインストレージ企業Backblazeの技術担当いわく普通のユーザーはストレージなんて500GBの半分も使わないし近いうちにHDDは消滅するかもねという記事も出た
今個人でそういうのを買う人は俺みたいに録画をバンバンためてる変な人ぐらいよ
ビデオ撮影が趣味な人でも128GBあれば4K解像度でも2時間半
そんな中でWDがなかなかの数字を叩き出す
大容量HDD製品の総出荷記憶容量は過去最高の104EB(エクサバイト:1018バイト)に達した。
この104EBって値を元にCHIAがどんだけ貢献したかを勘定してみる
2021/08/16現在CHIAのネットワーク上のプロットは33EiB*1ぐらい
天使の取り分が随分が戻る*2からHDDの容量に変換すると約38EB
【福田昭のセミコン業界最前線】2019年のHDD出荷台数は3億1,673万台で5年連続のマイナス成長 ~日本HDD協会2020年1月セミナーレポート(HDD市場編) - PC Watch
出荷台数ベースのシェアは直近の実績である2019年第3四半期だと、Seagateが40.4%、WDが25.7%、HGSTが9.5%、東芝が24.3%を占める。
38x0.257=9.766
シェアが上の記事と変わってないとすると、9.766EBのWD製HDDがCHIAが正式にスタートした今年の5月からネットワークに加わっている事になる
2021/08/17修正 *3
WD製で容量単価の一番安い*4WD60EZAZ-RT 6TBで同じだけの容量を揃えようとすると合計1,627,666台で172億円。 ドル換算でだいたい1.6億ドルぐらい
18TBの高級品だと36,350,679,666円でドルで3.3億ドルぐらい押し上げてる計算になる
俺のように空き領域や、CrystalDiskInfoで黄色くなったやつをプロットに使ってる人も多いだろうから実際はもうちょっとCHIAの影響は売上に対して少ない